劇場版『若おかみは小学生!』、もう見たか?見てないのはお前だけ


劇場版『若おかみは小学生!』、見ました?見てない?なるほどね……

見ましょう!!!!!!!!!

ここがよかった、劇場版『若おかみは小学生!』

○ 生命の息吹を感じる

生きてるんですよね、作品の中で。おっこ(主人公)や、その他の旅館のお客さんたち、トカゲ、虫。柔らかな生き生きした描写、作画をもって全力で作中のあらゆるものが「そこ」に生きているという確かな感覚を与えてくれます。いま現実に存在しているおれの1000倍くらい生きてる。若おかみは小学生!に比べたらもう死んでるも等しい。
死んでるといえば幽霊が出てくるんですが、その幽霊もすばらしく生きている。何を言っているのか分からないかと思うんですが、幽霊がいてくれるんですよね、おっこの近くに。両親を事故で亡くしながらもがんばって生きるおっこのそばにいてくれるんや!幽霊のウリ坊が!わかるか?わからないなら劇場版『若おかみは小学生!』見るべき。

○ 作画がすごい

いやもうすごい。予告編見ただけでわかる人なら完全に理解ってくれると思うんですが、日常の所作とか食べ物とか、そういう「人間の営み」をこんなに丁寧に描けるのかというすごさ。それらが先に書いたような「生命の息吹」を生み出しています。こればっかりは言葉を尽くしても伝わるものではないのでまず映像を見てほしい。
インターネットの感想でしばしば目に入る「眼鏡のレンズ描写」なんかもものすごい。具体的に書くと、斜めから見ると眼鏡のある部分って屈折するじゃないですか。それをしっかりと作画で表現しているんですね……すごい……。おばあちゃんの老眼鏡がな……。わかるか?わからないなら劇場版『若おかみは小学生!』見るべき。

○ マジックリアリズム

『この世界の片隅に』、もちろんみなさん見てると思います。空想しがちなすずさんが見ている世界なのか、それとも現実なのか、観客にはにわかにはわからないような非現実的なシーンがここかしこで見られ、それがマジックリアリズム的な演出に仕上がっていました。
『若おかみは小学生!』ではもっとわかりやすいにしろ、おっこの見る夢や回想は圧倒的にリアル。幽霊たちの存在も相まって、キャラクターたちを生き生きと描いてしっかりと地に足をつけながらも、どこか浮遊感のある視聴体験につながっていました。おっこが事故のことを思い出すあたりの描写が、テレビ版にはなかった重さを持って襲ってくるのもこれらの積み重ねがあってなのか、じわじわと効いてくる。効くんだよな……。わかるか?わからないなら劇場版『若おかみは小学生!』見るべき。

見た?

テレビ版『若おかみは小学生!』も、もちろん全話楽しく観させていただいたんですが、やはり全力で作られている(作られていないものなんてないと思うが)子ども向けアニメって良い。
もちろん劇場版がテレビ版を見ていなくても楽しめるのはもちろんなんですが、ある一点だけはテレビ版や原作を知っている人でないとわからないサービス演出があって、非常に嬉しくなってしまいましたね。テレビ版もテンポが良く、15分アニメとは思えないくらいの見ごたえがあるすばらしい作品でした。テレビ版『若おかみは小学生!』も見るべき。

とにかく、『この世界の片隅に』には及ばないかもしれないけど、匹敵するくらいのポテンシャルを持った作品なので、このまま売れないでひっそりと上映館がなくなっていくのはもったいなすぎるので、ぜひ劇場に足を運んでほしいなと思い、これを書いています。

この週末は劇場版『若おかみは小学生!』を見よう!!!!!!1!!!1!1!1!!!!

公式がgifを配信してたりしてがんばっている。。。

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主にアニメとゲームとオカルト関連の記事を書きます。
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