『フリクリ オルタナ』についての雑記


正直なところ、『フリクリ オルタナ』はオリジナルの『フリクリ』に比べるとあの強烈なポップさと言うか、クリエイターたちの溢れる才気を全部ぶつけたみたいな奇天烈さが感じられないのは確かだ。オリジナルにあったあの”フリクリ感”をなんとか出そうとしたものの、結果的に小綺麗にまとまっている感は否めない。

ちらちらと映画レビューサイトなんかを覗いてみると案の定というかなんというか荒れていて、大半が前作のファンと思わしき方々の「こんなの”俺の”『フリクリ』じゃない!」みたいな感想で溢れかえっていた。なんかこう、カルト的人気があったバンドが再結成して出した新作がめちゃくちゃ薄味の没個性な作品だった時みたいな。天下一品(ラーメン屋)のこってりを期待して待ってたら、こっさり(こってりとあっさりの間の濃さのやつ)が出てきて、過激派が「こんなの天一じゃねえ!」ってキレちらかしてる感じ。

でも個人的には十分面白かったです、『フリクリ オルタナ』。映像もThe Pillowsの音楽もキャラクターも楽しかった。17歳の女子高生4人組によるフリクリ。エモい、っていうとクソ語彙力すぎて感想にも何にもなりませんが、青春アニメとしてとしての悩みと爽やかさが詰まっていた。

思ったよりスタンダードで爽やかな作りだったので「フリクリ」としては薄味だなあ、、と確かに思う。俺も思う。でもみんな悩んで、みんな青春してて、地球が終わりそうで、ハル子がいて、ギターでロボット殴って、Vespaが爆走して、The pillowsの最高の曲が流れてきて、もうそれで十分じゃん。お腹いっぱいですよ。

と言うか「フリクリファンって絶対めんどくさい人多いよなぁ、、、」と思ってはいたけど、『オルタナ』の公開でそれが如実に現れてきて笑ってしまった。もう20年近く前の作品を引きずるファンこそ全然オルタナじゃねえじゃん!みたいな。

そんな感じの『フリクリ オルタナ』。『プログレ』も楽しみですね。

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