俺POPEYE創刊号「映画ととんこつラーメン」


「パンとサーカス」とはよく言ったもので、人間娯楽と食事があればそれなりに満足できると言うのは事実な気もします。では皆さんにとっての「パンとサーカス」は何でしょうか。私は「映画ととんこつラーメン」です。2時間椅子に座っているだけで非現実を目と耳で体験できる現代を代表する娯楽、映画。そして私の地元のソウルフードであり最高のジャンクフード、とんこつラーメン。この2つを楽しめれば、それはもう幸福の体現と言っていいでしょう。そんな2つを楽しめる都内のオヌヌメスポットを紹介します。

①錦糸町

東東京きっての享楽都市、錦糸町の駅前にそびえるバブリーな複合型商業施設”楽天地ビル”に入っているのが「楽天地シネマズ」です。全4スクリーンという規模の映画館にしては珍しく事前予約不可&全席自由席という、「ふらりと立ち寄りふらりと観る」為にあるかのような映画館。その割に配給のチョイスも絶妙で、最近では大ヒットした『この世界の片隅に』を公開当初から配給してたり。上映中の作品を知らせる看板も雰囲気が出ていて良い。あと同じビルにスーパーからカフェ、ゲームセンターに果ては温泉まで入っているからゆうに1日過ごせてしまう。

そんな楽天地シネマズから両国方面に歩いておよそ10分のところ、こちらも昭和感満載な店構えのとんこつラーメン専門店「よかろうもん」が強めの豚骨臭を漂わせている。ここのラーメンは本場・福岡にも負けるとも劣らないコテコテのとんこつスープと歯ごたえのある細麺が堪能できる。もちろん、麺は固麺で、替え玉しなきゃだ。


②高田馬場

大学生の街高田馬場にある映画館といえば、50年の歴史を持つ老舗の名画座「早稲田松竹」しかないでしょう。様々なテーマでセレクトした映画を2本立て1300円(一般料金)で観られる、いわゆる名画座。ここなら1300円で朝から晩まで1日じゅう映画を観ていたっていい訳だ(さすがに迷惑なのでやめたほうが良さそうだが)。しかしここのチョイスは昔の白黒映画ばかりではなく、公開して間もないような映画もかなりセレクトしていたりするから侮れない。東京でも減りつつある貴重な名画座のひとつだが、立地上学生も多くいつも賑わっている。

早稲田松竹から歩いて10分ほどの場所にある「ばりこて 高田馬場店」もオーソドックスなとんこつラーメンだが、こちらはそれほど油っこ過ぎずすっきりと食べやすい印象。また博多ラーメンに欠かせない「かた」「ばりかた」など麺の硬さの選択肢に、ほとんど生の状態で麺が出てくる「なま」(ネーミングまんま)もあり、歯ごたえフリークの方にオススメです。

③銀座

東京で最も格式高いであろう街、銀座でも実は映画ととんこつラーメンが堪能できます。銀座の中心とも言える和光本館の裏手にある2スクリーンのミニシアター「シネスイッチ銀座」です。ここは他ではなかなか扱っていないような非英語圏の映画も多く配給しているし、スタッフの方の館内ディスプレイも手の込んだ愛のあるものばかりで素晴らしい。何よりミニシアターにも関わらず2階席があり、ここで天井桟敷にいるような気分で作品を観ることだって可能なわけだ。

シネスイッチ銀座から歩いて5分の場所に本場福岡以外で唯一出店しているラーメン店「長浜屋台 やまちゃん 銀座店」が銀座らしからぬ空気で佇んでいます。上品な高級料理店も多い銀座の中ではかなりカジュアルなこのお店では、お手軽なお値段で本場の博多ラーメンが堪能できます。あとお土産用のラーメンもあります。銀座土産にどうでしょうか。

 

〜終わりに

春風に誘われて外へ出てみる。ふと近所の映画館へ。たまたまやっていた知らない映画に感動し、お腹が空いたらとんこつラーメンで食欲を満たす。もちろん、替え玉も忘れずにね。

・・・えー、今回は本家POP○YEの激クサ文章を何とか再現してシティボーイ、シティガールから支持を集めて人気になってやろうと画策してはみましたが、シティボーイ力不足(あるいは気恥ずかしさ)により中途半端な感じになってしまいました。ええ。マガ○ンハウス社員にヘッドハンティングされる日は遠いです。

というわけでマガジン○ウスからお声がかかるまで、この「俺POPEYE」は続きます。多分。

次号は『春がきたらプロ野球を、ナイターには生ビールを』の予定です。 ※刊行時期未定