今年読んだ本(6)


kindle unlimitedから楽天マガジンを経てauブックパスに移行したんですが、結構品揃えも使い勝手も良い感じですー。auユーザーしか利用できないんですが。

肉食恐竜に「この肉はすじっぽいな!」とかセリフが付けられているので紀行と言うより銀牙伝説weedっぽくて楽しめました。

以前にも書いた「花井沢町公民館便り」が完結。ただし予想よりも遥かに悲しく。こんなに人の孤独を鋭く、切なく描いてしまっていいんだろうかと。名前が表示されているから繋がっているように感じるSNSの数々もまた、このマンガと同じく境界が引かれ、本質的には皆逃げ出したいほどの孤独を抱えているのかもしれない。傑作!

ここには新宿で生きている十数人の人生が淡々とルポタージュとして横たわっている。ただ500ページ以上に横たわっている人生を飲みこめるのが新宿なのだろう。圧巻でした。

食事をするシーンはだいたい心が通じ合えていない所が印象的だった。お金が無ければ食べることもできず、食べることができなければ信頼も生まれない。

面白い特集ではあったがとにかく金じゃ金じゃあ~!という感じでもありました。

自分の夢は時に呪いにもなって襲いかかってくる短編集なんですがそこよりも一つ一つのエピソードがゆるやかに繋がっていく作りの巧さにビックリしました。

女性芸能人100人に注目のテレビ番組のアンケートを取っていたがテレビ番組の雑誌の取材に普通にテレビ見ないと答えている人が結構いてまあそれはそうだよなと。

ともかく最後のSilk Road事件のルポタージュが濃厚。ブロックチェーンだビットコインだと言っても最終的には技術は人次第でつまらないことで転げ落ちる悲しさと滑稽さを描いている。

この日本語ラップブームをこうして形にしたこと自体にはすごく価値があると思うが、価値と面白さは別であり、人を呼び過ぎた結果散漫になってしまっている印象。今年日本語ラップが特集された雑誌は一通り読みましたがユリイカとエレキングが面白いんじゃないかと思います。

とにかく版型がデカい。昔映画館で買った「マトリックス リローデッド」のパンフレットと同じサイズだ。デカさはそのまま迫力に直結する。だからこそごまかしが効かない。現場じゃないから、ライブに行ってないから、そんな凡庸な言葉を無にするほどA3サイズの写真の中でカナミルは問いかけてくる。お前は生きているか?と。

maezono

maezono

過剰な自意識にもがく日本語曲DJ

http://djmaezono.com/
maezono

Latest posts by maezono (see all)