声優楽曲について私が知っている2、3の事柄

たまにはブログ風に書いてみようと思う。何事も「やってみよう」の精神である。

twitterで 私について 、(@mopp1076)調べると「アニソンや声優楽曲のDJです。 」というプロフィールから始まっているが、アニソンはまだしも、声優楽曲とはなんぞや、という人も多いと思う。

そんなわけで今回は「声優楽曲DJ」を自称する自分が、「声優楽曲」や「声優楽曲の魅力」について語ってみる事とする。

  • 声優楽曲とは

 そもそも声優楽曲という言葉あるいはジャンルが明確にあるとして、誰が言い出したのか、いつ頃から存在したのかも正直な所自分でも分かっていない。出自自体が重要かどうかはおいておいて、知っている方がいたらこっそり教えて欲しい。

また、「声優楽曲」は、他の多くの音楽のジャンルと同じように、定義が非常に曖昧で、不安定である。色々な人と話していると、「声優楽曲」は「声優さんが歌っている曲」くらいの共通の枠組みしか共有していない。ただ、そのゆるい認識というのはあながち間違っていないと思っている。

(勿論、「声優が作曲した曲や作詞した曲はどうか」と言われてしまうと、そこは個人の判断によると考えています。)

これくらいのゆるい枠組みだと、、「声優楽曲」は個人名義のソロ曲、ユニット曲、アニメ、ゲーム、ラジオのタイアップ曲、キャラクターソング等、非常に多岐に渡る楽曲群の総称として声優楽曲を捉えることが出来る。

  • 声優楽曲の魅力

 先述の通り、声優楽曲は曖昧であり、非常に多岐に渡っている。そして、そこにこそ声優楽曲の魅力があるのではないだろうか。多くの場合、一人/一組のアーティストの楽曲は特定のジャンルに固定されているし(あるいはジャンル等の文脈に回収されてしまうとも言えますね)、複数名のグループの場合は音楽性が異なってしまうと解散なんて事はありふれた話である。

ここで声優楽曲について考えてみたい。

 例えば、キャラクターソングや作品のタイアップ曲なら、そのキャラクターのパーソナリティや作品背景が大前提にあるので、曲のジャンルや曲調も、それに合わせたものになる事が多い。歌手である声優さんが様々な作品に出演すればその分、楽曲の幅も、歌い方の幅も広がりを見せる。演技論を語れる自分ではないけれど、勿論、声優さんということで、「演技」の幅が楽曲の幅に繋がる事も確かであると思う。

また、ポップスがそうであるように、作品に依存しない声優さんの本人名義であっても、作品によってタイトなロックチューンからアッパーなダンスナンバー、壮大なバラードから、声優さんの「語り」を利用したスポークン・ワードのような多様な楽曲が存在する。

 それは楽曲単位の差異でもあるが、アルバム単位でもアニメやゲームのように、一つの作品単位で統一感のあるコンセプチュアルなアプローチを味わうも出来る。ここにも声優楽曲の大きな魅力の一つがあると思う。(勿論、声質によるある程度の制限や作曲家の癖でジャンルの偏りはありますけどね)

 

  • 現場派/楽曲派 とキメラな音楽

これもまた、誰が定義したのか分からないが、「現場派」「楽曲派」という言葉も存在する。

 前者はいわゆる「高まる!」のようないわゆるアニソン的な楽しみ方をする曲や人を指し、後者は音楽的な文脈で楽しむ曲や人を指したりする。(これも個人の解釈によって非常にブレがあります、今回はあくまで私の個人的な認識です)

もう少し付け加えれば、前者はアニメやラジオ等のストーリーやエピソードに添えて楽しんだり、時にはオタ芸を打ったりもする。楽曲派は既存の音楽の文脈に準えて「ロック的な視点でいえば・・・」「ヒップホップ的な視点で言えば・・・」なんて語り口がある。先の章で語ったのは後者的な視点に近いようにも思う。

後者に関して、もう少しだけ、大切な事を言いたい。

声優楽曲は、先述の通り、作品への依存や声質への依存など様々なモノが組み合わさってキメラ的な様相を示している事が非常に多い。 それゆえ、声優楽曲を語る言葉の中には、「こんなのロックじゃない!」「こんなのヒップホップじゃない!」といった指摘が多い事も十分に承知している。

私だって元々、1人の音楽好きなわけで、そういうこだわりや想いが無いといえばうウソになるし、そうしたこだわりを持つ考えを少しも否定できない。

また、その考えを無理には考えを変えるべきではなく、 そのままでいいんだ とも思う。

ただ、私個人は声優さんがすごく好きだし、 「好きなものは好きだからしょうがない」とも思っている。 

  時に人は 自身で勝手に音楽に対して ハードル を用意しているように見受けられる。だけれども、思い出して欲しいのはそもそも音楽のジャンルなんて時代やものの見方でどんどん変容していっているということだ。特定のジャンルにおいて、ジャンルの呼称が変わったり、10年前には想像もしないものがメインストリームになり、今まで自分の周りの人間同士で共有していたものが、別なコミュニティでは全く別な認識で受け入れられる事も往々にしてあるという認識は比較的共有できると思う。(このあたりの話はまたいつかじっくりと書きたいですね)

 

  • 声優楽曲をより楽しむために

 声優楽曲単体について触れていくことも勿論楽しく、奥深いけれども、声優楽曲に用いられている手法やジャンル等について、声優が関係なくても、聞いてみるとさらに世界が広く感じられる。私も声優がきっかけで好きになれたジャンルやアーティストが沢山あったりもする。

また、声優楽曲のremixものがすごく好きでremixされたジャンルを聞く人も非常に多い。つまさきだち して背伸びをしてみると案外色々好きになったりもする良い例かもしれない。

あるいは、純粋にアニメや声優がずっと好きな人も、作品や声優の年代、同一のレーベル、作詞/作曲家について調べてみると、純粋に声優楽曲であっても数多くの楽曲や作品に出会う事も出来る。

このように、声優という旗印の元、私たちはジャンルや手法に囚われず、音楽を縦断的にも、横断的に楽しむ事が堪能できる事が出来ることは声優楽曲を楽しむ上では一つキーになるポイントだと考えている。

 

また、私個人は、他の多くの声優楽曲好きな方と同じように現場的な楽しみ方も、楽曲的な楽しみ方も両方とも出来るように常に心がけている。歌や語りを通して、素敵な声を聞くだけで非常に魅力的に感じるし、勿論、作品に添えて、高まったりもするし、その他の音楽的な楽しみ方も含めて、全部したいと考えている。その方が楽しみ方が増えるから、素直に楽しいと思うからだ。

勿論、正しい楽しみ方なんてないと思うし、 なんでもちゃんと 本当に好きなものを聞いていくことが一番楽しいと思う。ただ、私個人としては、一度きりの人生、いろいろと楽しみたいと思うからこそ、より未知な作品やジャンルへの入り口に出来るという意味でも、多様な楽しみ方が出来る意味でも、色々な声優楽曲を聞いてみようと常々思っている。

 

音楽に限らず、色々なものを好きになる事は、私の人生に楽しみ方をまた一つ増やしてくれる事だと思うからこそ、いつでもオープンな心でいたいと考えている。

少しまじめな事を書いて疲れちゃったので、来週からはいつも通りぐだぐだした内容を書きます・・・。