まるでゲーム感のあるスポーツか!?「巌流島」


どうも。日曜担当のmaezonoです。最後に「~か!?」みたいな疑問形にすることによって何でも無理矢理こじつけるのを東スポメソッドと言います。今思いつきました。

それはともかく、この日本では10年と少し前、総合格闘技(以下MMA)がブームだった時代がありました。2003年の大晦日は地上波のテレビ局が3局も同時に格闘技の中継をしていたのは今考えるとちょっと信じられないようなブームでしたね。僕もこの時期にプロレスとMMAに熱中しました。格闘技の面白さと言うのはやっぱり、トレーナーやセコンドのような仲間がいても最終的には一人で相手と殴り合う、相手を倒した方が勝ち、そこにあるロマンや、あとスポーツ的な見方ですと一瞬で勝負が決まる、もしくは逆転されるような目を離せない、息を飲むような展開がいつあるかわからないドキドキ感もあります。

ただ、盛者必衰と言いますか、MMAブームも次第に色んな理由で収束し、ゴールデンタイムに地上波のテレビで生中継されることも無くなりました。ですが!去年くらいからプロレスがブームになってきたり、UFC(MMAにおけるメジャーリーグ的な団体です)に挑戦する日本人にスポットライトが当たったりで再びMMAが盛り上がりつつあります。はっきり言って、今、キテます!

そんな中、一つの格闘技団体が設立されました。それが「巌流島」です。広報担当はK-1の元プロデューサーである谷川貞治氏。第二回大会のオープニング映像動画が以下になります。

これ、何かに似ていませんか?谷川氏のMMAイベントと言えば「K-1 ROMANEX」や「HERO’S」の流れを汲むイベントなのかな?と思いつつも、もっと別のジャンルの、そう、1999年頃にこういうゲームがあったような……

これ!SNKからアーケード専用で出ていた伝説のゲーム「武力 ~BURIKI ONE~」じゃないか!!と言う訳で長くなりましたが今日は現在進行形で面白くなっている「巌流島」と「武力 ~BURUKI ONE~」について書きます。

  • 「巌流島」のココがスゴイ ~時代に逆行したイベント!!~

上でMMAブームは一度衰退したと書きましたが、その間、技術的には格段に進歩しています。いちスポーツとしての「総合格闘技」として、もちろん、派手なKO劇、逆転劇もありますが、基本的なルールと総合格闘技の技術があった上でボクシングのような優位なポイントの取り合いという面も出ています。

ですが!そんな2015年に!あえて「異種格闘技戦」という言葉を出す谷川氏!おそらくあえてMMAに興味の無い人向けにある程度ブームだった頃を意識してやっているのかと思いますが、この第一回の選手の紹介もスゴイ!

ganryu1

 

出場選手の後にバックホーンとなる格闘技が書かれているんですけど、これ非常に90年代の格闘ゲームっぽくないですか?キャラクターのストーリーではなくてバックホーンを記号的に特徴とさせている点とかあと「(アメリカンフットボール)」ってバックホーンとしてありなんですかね。あのボブ・サップもアメフト経験があったみたいですけどこういう書き方が出てくるとKOF94のアメリカンスポーツチームみたいですね。ちなみに第二回では60歳の柔術家が出ていたりしています。

  • 「武力 ~BURIKI ONE~」のココがスゴイ ~ディティールがリアル!!~

上に載せた動画を見て頂ければ分かると思うのですが、実在の企業の広告をゲーム内に表示させているんですね。今でこそオープンワールドのゲームが増えたりで現実とリンクさせているゲームは少なくないんですがこの時代に、しかも格闘ゲームでやっていたのは非常に革新的だったんですね。あと当時のゲーム雑誌の記事もかなり凝っていてルールを細かく記載したり出場選手の架空インタビューを載せていたりしてそういうディティールの面で「異種格闘技戦」を盛り上げようとしていました。

  • 「巌流島」と「武力 ~BURIKI ONE~」の共通点

ここまで紹介した「巌流島」と「武力 ~BURIKI ONE~」ですがパッとした見た目以外に共通点が一つあります。それは風呂敷を大きく広げたけど地味という点です。「巌流島」はテレビで放送されることが前提だったようですが、なんと直前で放送をキャンセルされています。「武力 ~BURIKI ONE~」もディティールのリアルさだけではなく、移動がボタン、攻撃がレバーという革新的な操作方法だったけどもそこまで流行らず、かと言ってネタになるクソゲーのようにつまらないわけではないので現在も都内の一部のゲーセンでは稼働しているようですが……両方とも思ったように流行ってはいないようですね……

  • これからどうなる? 「巌流島」大予想

最後に、「巌流島」の第三回大会は12月に開かれるようです。このまま衰退してしまうのでしょうか?それともテレビパワーによってMMAブームの鍵となるのでしょうか?個人的な願望としてはどんどんゲーム化してほしいですね。例えば「スポーツみたいな格闘ゲーム」はもうあるわけですよ。EVOという世界的に有名な格闘ゲームの大会があって、そこにはプロゲーマーが参加して、応援するオーディエンスがいて、ほぼスポーツですよ、これは。ただ「格闘ゲームみたいなスポーツ」は今までに存在しなかったわけですよ。だからジークンドーとかカポエラ使いみたいなバックホーンだけではなくて、空手家で行方不明となった母の手かがりを探すために参戦しましたとか、谷川氏を捜査している中国拳法使いの刑事が参戦とか、殺意の波動に目覚めたりとか、月の夜にオロチの血に狂ったりとか、壮大な親子喧嘩に発展するとか、やたらと民明書房の本が参照されるとか、そういう事態になってほしいと思っています。


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