闇との付き合い方「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」

ちっす。日曜担当のmaezonoです。今日は渋谷直角氏の漫画「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」について書きます。渋谷直角氏の作品は「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」も「RELAX BOY」も読みましたが一番好きな作品は本人のtumblrにアップされていたゲットナビで連載していた女性芸能人との妄想を描いた4コマだったりします……

okudatamio

いきなり本題ですが、前作「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」で渋谷直角氏が描いていたもの、そして本作でも描かれているものは人間とカルチャーの付き合い方です。

本作では人間とカルチャーの付き合い方が様々な形で提示されます。休日にホームパーティーを開く同僚、自分の道を突き進むライター、ライフスタイル雑誌には「本質」が無いと切り捨てる若者、等々……前作「カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生」の結末は、カルチャーは自分にとっては自分が有名になるためのもの、という欲求がハッキリと提示されました。本作に登場する「出会う男すべて狂わせるガール」は異性のイザコザを通して男性たちにカルチャーとの付き合い方を問います。それは自分を着飾るためではないのか?相互理解のためではないのか?(詳しくはネタバレになるので読んでください……)

tofubeatsというアーティストが「20140803」という曲の中でこう唄っています。

君が一番だと思ってるものを一生涯愛せるかのかい?

ゲームによく例えるけど本当は俺は人生を進めたい

例えば、よくある話ですがモテたくてバンドを始めるみたいな話は決して不純な話ではないです。人に認められたい、自分が目立ちたい、着飾りたい、モテたい、というのは欲求として正しいとは思います。ただ、本当にそれを自覚しているのか?というのが大事な所で、そこをうやむやにして「俺は音楽しかないんだ」となると大変だよ、ってことなので、今のうちにたくさんもがいておきましょう。とか言っとく!


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過剰な自意識にもがく日本語曲DJ

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