より低予算で勝てる?MTGデッキ構築(スタンダード編その3)

マジック・オリジンがついに発売しました。スタンダード環境も大きな変化を迎えており、シングルカード価格も大会結果を反映して激しく変動しています。札束デッキに負けないデッキを目指して、今回も安価に楽しくプレイしましょう。安価デッキ第3回のはじまりはじまり~、です。

ドレッジ、というアーキタイプをご存じでしょうか。詳しくはMTGwikiをご参照ください。墓地利用を軸としたややコンボ寄りの高速ビートダウンとも呼べるドレッジ系のデッキですが、昔から貧乏デッキとして多くのプレイヤーのお財布を保護してきました。

レガシーは「デュアルランド」と呼ばれる、ほぼノーリスクで2色のマナを選んで出せる土地カードを多く採用するため、多大な投資を必要とするフォーマットです。現在最も高額な《Underground Sea》は1枚約30000円、最も安価な《Taiga》でも約7000円と、ある種の参入障壁とも言えるほどに高い値段で取引されています。

ドレッジの中でも特に「マナレスドレッジ」と呼ばれるタイプはデッキに土地を全く入れないのが特徴です。また、通常のドレッジでもデュアルランドを使用しないタイプが主流です。さらに、一般的には多くのアーキタイプに共通して採用されるカードはシングル価格が高騰しやすいのですが、ドレッジはドレッジにしか採用されないカードが非常に多く、土地以外のカードもある程度安価に揃えられます。

レガシーにおけるドレッジについては以上、簡単に紹介しました。そこで今回のレシピです。ドン。

スタンダード・ドレッジ(安価)

クリーチャー:30
4:《蘇りし歓楽者/Returned Reveler》
4:《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
2:《不気味な腸卜師/Grim Haruspex》
4:《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
4:《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》
4:《目覚めし処刑者/Risen Executioner》
4:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
4:《ニクスの織り手/Nyx Weaver》

呪文:8
4:《神々との融和/Commune with the Gods》
4:《死体結い/Corpseweft》

土地:22
9:《沼/Swamp》
5:《森/Forest》
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》

このデッキは主に2種類のパーツで構成されています。まずひとつは「墓地肥やし」です。

墓地肥やし、妙な語感ですが「たくさんのカードをライブラリーから墓地に置く」程度の理解で問題ありません。(ライブラリーとはいわゆる山札のことです)

蘇りし歓楽者/Returned Reveler
サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder
ニクスの織り手/Nyx Weaver
神々との融和/Commune with the Gods

上記の5種類、これを使ってとにかく大量のカードを墓地に放り込むのが最初の行動です。とにかく墓地を肥やしましょう。

墓地肥やしのあとは、以下のカードを使って大きなクリーチャーを呼び出し、速やかに相手を殴り倒しましょう。

グルマグのアンコウ/Gurmag Angler
死体結い/Corpseweft

肥えた墓地を使えば《グルマグのアンコウ》は1マナ5/5という《タルモゴイフ》もびっくりな超優秀生物です。《死体結い》は、手札を増やす手段に乏しいこのデッキにとっての生命線です。迅速に墓地を肥やして、継続的に6/6以上のゾンビ・ホラートークンを生み出せれば勝利は目の前です。

ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》くんは戦場に出た《サテュロスの道探し》や《蘇りし歓楽者》を能動的に墓地に送ることができる、このデッキの成立に欠かせないパーツです。個人的にはずっとこういうノーコストでクリーチャーを生贄に捧げられるパーツを待ち望んでいまして、とても嬉しい再録でした。墓地肥やし能力はもちろん、4/4になれば序盤から中盤のブロック・アタックもこなす万能クリーチャーです。

目覚めし処刑者》の採用はオリジン発売前であれば少し難しいところでしたが、同型再版である《無慈悲な処刑人》には無いゾンビのクリーチャータイプをもつ《肉袋の匪賊》や、同じくゾンビである《ナントゥーコの鞘虫》の再録によってゾンビのロード能力が活かせると判断し採用しました。神話レアですが1枚150円なので安心ですね。

屍術士の備蓄品》を使用し、長期戦を想定したリストも少し考えましたが、これについては洗練されたリストがMTG公式サイトのコラムにありましたのでご参照ください。《屍術士の備蓄品》はM15のレアカードであり、スタンダードで使える期間が残り少ないものです。安価では構築できますが、使える期間に対する費用という考え方も安価デッキにとっては非常に重要になってきます。今回採用したレアカードも「タルキール龍紀伝」「マジック・オリジン」で収録されており、スタンダードで使える期間はとても長く費用対効果はある程度高いのでは…と思います。

以上、今回も3000円程度で構築可能なリストです。赤単ゴブリン、赤白トークン、先祖の結集コンボ、などなどオリジン参入で盛り上がってきたスタンダード環境へ、これで一発殴りこんでみてはいかがでしょうか。

というわけで今日はこの辺でお別れです。また来週お会いしましょう。


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かそりん

かそりん

趣味はマジック:ザ・ギャザリングと小説。好きなアニメはプリパラとマイリトルポニー。福島県から東京都に引っ越しました。
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