ニューウェイヴアイドル・ゆるめるモ!を聴け!


日本中どこにでもアイドルが居るような大アイドル時代に、ロック大好きオタク青年(というか僕)の心をガッチリ掴んだ脱力系ニューウェイヴアイドルグループ、ゆるめるモ!聴け!というか聴いてくれ!というのが今回の話です。

ゆるめるモ!は2012年に結成し何度かのメンバーチェンジを経て現在はもね、あの、ちーぼう、けちょん、ようなぴ、しふぉんの6人で活動中(ただ執筆現在もねとちーぼうは休業中)。まあバイオグラフィーとかはもうWikipediaあたりで調べてもらうとして、果たしてこのゆるめるモ!の魅力とはなんぞやというと過去のロックやポップスからの絶妙な引用からくる多様な楽曲と、そこに脱力系な雰囲気が加わった独特なところではないでしょうか。ライブでぶち上がるアイドルポップから10分長のクラウトロックまでなんでもござれな懐の深さ、何よりそういったロックパロ的な曲を可愛い女の子達が歌ってるってもうこれだけで十分でしょ。あとは簡単な全作解説と動画です。

①New Escape Underground!

タイトルの頭文字を取るとNEU!。まあなによりジャケットを見ればわかる通りドイツのクラウトロックバンド、NEU!(ノイ!)のパロディ。1曲目の「ゆるトロ(Slo-モ!)」からモ!モ!モ!モ!とテンションぶち上がり。からのゆるめるモ!の代表曲と言える疾走感溢れる脱力ポップ「逃げろ??」。そして何と言ってもこのアルバムはラスト曲「Sweet Escape」が激熱い。アイドルソングとしては異例の10分を超えるクラウトロック的曲をバックにアイドルの声が反響する激サグい曲。永遠聴いて永遠トんでいてぇ…。

②箱めるモ!(ゆるめるモ!×箱庭の室内楽)


ジャケットはWEEZERの大名盤3rd「WEEZER」(通称ブルーアルバム)のパロディ。なわけで内容も全曲箱庭の室内楽とのコラボによる超青いインディロックが展開されていて、その辺のロ◯ノンバンドよりよっぽどカッコイイ音鳴らしてます(超主観)。「虎よ」の疾走感、「私と私と私と私と私と」の90年代ロック的力強さ、「木曜アティテュード」の脱力ラップ、ラスト「さよならばかちゃん」の爆発力といいここ数年聴いた中でもトップクラスに好きなアルバム。

ちなみに裏ジャケはGang Of Fourのこちらも大名盤「Entertainment!」のパロ。

③Electric Sukiyaki Girl


ジャケット&タイトル頭文字はニューヨークのバンドESGのパロディ。めるモには珍しいド直球なアイドルソングとも言える「生きろ??」は思わずはげまさせられる。そしてこのアルバムの代表曲「スキヤキ」はダークな雰囲気に脱力感を加えたゆるめるモ!らしいアレンジの曲。ちょこちょこ入るゆるいラップパートとかいかにも現代アイドル的かつゆるめるモ!的だ。

④SUImin CIty DEstroyer


ジャケット、タイトル共にアメリカのポストロックバンドSuicideのパロディ。「眠たいCITY VS 読書日和」はテクノニューウェイヴ的新世代ポップソングでゆるめるモ!的スタンダードと言った感じでは。ここ最近の曲の中ではかなりヘビロテ曲でした。「波のない日」はライブで「真夏のようなぴ!」と全力で叫ぶために必要不可欠な曲。

⑤Hamidasumo!


デビューEP以来久しぶりのシングル。これPOLYSICSのハヤシが作った曲なんで完全にPOLYSICSなんですけど、やっぱポリの曲クソテンション上がるんですよ。ライブでぶち上がるための曲って感じ。あと「1!2!かんふー!」の衣装は可愛すぎる。反則。

④Unforegetable Final Odyssey


現在唯一のフルアルバム。裏ジャケはDEVOのパロディになってたり。完全にビースティボーイズな1曲目「Majiwaranai Cats」、ゆるめるモ!のテーマソング的曲「ゆるめるモん」、超推し曲なヤンデレポップ「べぜ?る」、直球アイドルソング「DO FU FU」、夏!青!でもなんかダルい!な「なつ おん ぶるー」などなど、他のEPほど作品としての個性は薄いけど、入門には最適なポップソング集です。

ゆるめるモ!は現在ほとんど毎週末と言って良いほどコンスタントにライブ活動を行っており、またモデルやDJなど各メンバーのソロ活動も活発になってきていたりと、今後ますます目が離せないグループになっていると言えます。少しでも興味をもったらとりあえず現場へ行ってみてはいかが?さあ皆さん、僕と一緒にめるモ現場でオタク棒を振り回そうではないですか!

というわけでまた来週。

K.すみす

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白とチーズとペンギンと音楽と野球
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