apple music

リックルービン

一定額を払えばいつでもどこでもリスナーの望むデバイスで音楽を聴けるようにしないといけない

2007年、リックルービンの発言。

当時の状況としてはipodyoutubeも世界中に広まっていたので、多少先見性がある人間なら予測できない未来でもなかったと思う。特にロック、ヒップホップ、最近だとアデルなど、常にトッププロデューサーであったリックルービンなら、この発言も何も不思議なことでもない。ただ、2007年の自分なんてリックルービンのことをレッチリと仲がいい胡散臭いおじさんくらいしか思っていなかったし、この言葉を聞いた時だって、空中に全ての音楽が詰まった球体が突如現れ、そこに祈りを捧げることで、自分の望む音楽が振ってくるみたいなそんな超現象的な夢の世界を想像してしまっていた。でもよくよく考えればそれもあながち間違いでもないかもしれない。(あまりクラウド技術とかには詳しくないもので、この例えは間違えている可能性も大いにあるのだが)世界中を覆う見えない網に全てとは言わずとも少なくとも三世代くらい聞き続けてもまだ聞けるくらいの音楽アーカイブが宿り、1000円というTSUTAYA5枚レンタルサービスみたいな値段を払うだけでその音楽的豊穣にありつける。超常現象以外の何者でもない。

この状況というのは別に今に始まったことでもない。youtubeは完全に古今東西、今昔の音楽貯蔵庫として機能していたし、海外だとこの手のサービスは流行りまくっている、むしろapple musicは後発のサービスだ。と、まぁそんな中でのapple musicの優位性とかは他のもっと音楽サービスに詳しい評論家とかがいくらでもテキスト残してくれてるので、そのへんを見てくれればいいと思う。ただ、一つこれマジでとんでもないなと思ったのが、めちゃくちゃ音楽詳しいオタクをキュレーターとして採用して、プレイリストを作らせ、itunes利用者の好みにあったプレイリストを提供するというやつである。これにはマジでビビった。今まで5000円分くらいCD買って5,6曲くらいあったかなかったかくらいの自分が聞きたい音が10数曲のプレイリストにゴロゴロ転がってるんですよ。youtubeを見てる時は家でE3の音楽版みたいな展覧会が開かれている感覚だったのだけど、apple musicは家にいきなり大型レコードショップが出来て、しかも自分専属のキュレーターがついて「これ好きなら、これとかいいんじゃないですか?あ、好きそうな曲ピックアップしたんでちょっと聞いてみてくださいよ」と勧められている感覚。機械的なアルゴリズムによるおすすめとかは今まで山ほど体験してきたけど、ここまで、人間に勧められているみたいな感覚は初めてで驚愕した。これは恐らく光栄なことで、これまでの音楽体験の完成系に近い形なのだろう。

しかし、なんか腑に落ちない自分がいる。今までの人生の大半をかけて作ろうとしていた自分の音楽パズルが一気に完成させられるような感じ、面白くない。もはやitunesはプログラムの域を超えてしまったように思える。あれは、圧倒的な音楽貯蔵庫と洗練された知識を持ちしかもこちらの好みをかなり正確に理解しているdigerだ。恐ろしくてたまらない。元々インターネットというものは全知の神みたいな側面はあったが、こちらが能動的に聞かなければ知りたいことは教えてくれなかった。しかし、今回はこちらはアプリを立ち上げて2,3クリックすればいい、それだけで自分の欲しい物がどんどん出てくる。言い過ぎだし、誇張しすぎだとは思うが実感としてそういうものの片鱗を感じてしまった。でも時間が立てば違和感も無くなると思う。実際、今、音楽聞くのが前よりも楽しくなった。

audioslave

レイジからザックを抜いてサウンドガーデンのボーカルを加えたスーパーバンド。リックルービンプロデュース。「オーディオスレイブってレイジに比べたら糞バンドだよね」って言われて真顔で5分考えてキレた経験がある。レイジ厨がオーディオスレイヴを否定するならこっちはレイジを否定してやる。と心に決めた一件でした。

 

GReeeeN

妹と一時期同じアカウントでitunesを使っていたので、最初にapple musicに「はじめてのGReeeeN」を勧められました。逆に妹の方には「はじめてのロバートグラスパー」とかが勧められてるのかもしれません。ちなみにルーキーズを見て泣いた実績がありますし、実写版ベックを見て泣いた実績もあります。

 

Dr.Dre

apple musicはDr.Dreのビーツ・エレクトロニクスのサービスを元に作ってるらしいですね。ちなみに、西川口のメイド系風俗にDr.Dre大好きなメイドさんが在籍していたという話を聞いたことがあります。

 

話は変わりますが、今、アメリカでは「リコメンダー」という職業の人がいるらしい。これは音楽評論家の柴那典とダイノジの大谷ノブ彦の今回のapple musicについての対談で出た話で、ちょっと掲載しますと

大谷 大事なポイントは、ストリーミングが普及すると音楽の聴かれ方が大きく変わるということなんです。(中略)リコメンドが重要になってくる。

大谷 今、アメリカでは「リコメンダー」という職業が生まれているんです。リコメンダーというのは、情熱を持って音楽を語ったり、いい曲を人に勧めたりする人。まあ、要はラジオパーソナリティと一緒です。で、スマホをカーステにつないで、そのリコメンダーが選んだ曲のプレイリストをかけっぱなしにする人が増えている。向こうでそうなっているということは、間違いなく日本でも今後そうなっていくはず。

http://shiba710.hateblo.jp/entry/2015/07/03/070000

という感じらしいです。ピッチフォーク以降のブログ文化の延長線とストーリミング文化が合わさるとこういうのが職業になるのもなんか頷けます。

で、なんでリコメンダーの話をし始めたかというとですね。響き似てません?リコメンダーとユーチューバーって。ちょっとここからいろいろと妄想を膨らませまして、これからの新しい音楽評論はユーチューバー形式でやるべきではないかと、おすすめのアルバムを聞いて大げさに発狂して沸騰した墨汁を被ってまた発狂しながら、アルバムを勧めたりすればいいのではないかと。是非、年末にNMEとピッチフォークとロッキンオンをかき混ぜてミューズを添えるみたいな年間ベストアルバムリストを公開するのが趣味の元めざましテレビのお天気お姉さん、高樹千佳子さんとかにやっていただきたい。

 

muse

高樹千佳子さんに「ミューズってあのスクールアイドルのですか!?あ!もしかして傘はどっチカってエリーチカのパッってたんですね!?」って言ったら、漏れなくキレてくれると思うのでおすすめです。僕が一番、ラブライブにハマってた時は平日によく、お茶の水のディスクユニオン行って、神田明神行って、穂乃果ちゃんの実家である和菓子屋さん「竹むら」に行ってました。一番すきなカップリングはほのえりです。話戻しますけどmuseもリックルービンプロデュースでアルバム作っていた時期ありましたね。喧嘩別れしましたけど

Journey

意味合い的には脱線してしまうし、完全に冗談の類いのものなんですが、2007年だとか2008年だとか、確実に5年以上前にロッキンオン社長、渋谷陽一が「野菜ソムリエがあるなら音楽ソムリエもあってもいいんじゃない?レコード屋でジャーニーの棚の前に立ってジャーニーを買おうとしたお客さんに説教してレッドツェッペリンを買わせる職業」って言ってたのをなんか思い出しました。

 

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