幼稚園を熱狂させたバンド – Dragibus

3071627はとです。

記念すべき10回目の記事で取り上げましたるはフランスのトイポップパンクバンドDragibus(ドラジビュス)。

1995年、ボーカルのロー・バルジェ(Laure Barges)とドラムのフランク・ド・ケンゴ(Fanck De Quengo)により結成。のちにギタリストとしてMr.ペンギン(上画像中央参照)が加入。ピッチに囚われないロリータボイスで幼児の形態模写の様相を呈すボーカル、各国に実在する童謡や幼児向け音楽のオマージュ、それらを奏でるおもちゃの楽器、スカム的に崩れたヨレヨレのリズムはアヴァンギャルドを極めます。

Hunky Punky

ある種のパンクロックとして捉えることもできますが、その本質はその純粋なまでの幼児性であると感じます。Dragibusが、数ある幼児性を打ち出したバンドと一線を画している点については、彼らの活動の場として幼稚園をメインフィールドにしているところに裏付けられているでしょう。過去の来日の際も幼稚園ツアーを敢行したそうです。ボーカルのローは歌のおねいさんのような存在ですね。

フランスでの幼稚園公演。フロアで歌い踊り狂いお子たち

シンガロングが発生するお子たち

スタジオ作品の中でもぜひ押さえておきたいのが1stアルバム「Barbapoux」。童謡をもとにしているのは当時から確立されていましたが、内容は最もアヴァンギャルドでパンク。十数秒?1分前後の楽曲が詰め込まれたアルバムの怒涛の57トラックは圧巻で、手元にコレクションしておきたい魅力があります。

結成された1995年以降、コンスタントに作品をリリースしていたようですが、2006年の「Mascarade」を最後に音沙汰がないようで公式サイトもなくなっています。残念……。


鳩田 誠司

鳩田 誠司

ヴィジュアル系バンドとガールズ・ラブ作品への嗜好に傾倒後、失業。近年労働に復帰しました。
鳩田 誠司

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