「ラブライブ!The School Idol Movie」辛口レビュー


土曜日、6月13日に、ラブライブ!The School Idol Movieを拝見いたしました。
いろんな意味でショッキングな内容で驚きました・・・
なぜなら本当に、普段どおり、掛け値なしの私たちが知っている「ラブライブ!」そのものが映画館で放映されていたからです。

CHX_k8YUcAEim2u

ただ、先に言っておきます。数々の映画、エンタメ作品に触れてきて上質な面白さを知っている皆さん、この映画は見ないでください。
とんでもないクソ映画です。

僕も今までいろんなクラシックと言われる作品、心躍る名作に触れてきました。人よりそういう巧拙を見分けられるよう、アンテナを張ってきたつもりです。そういう観点から言わせてもらえば・・・

この映画は純粋な映像作品としては完全なる駄作と言わざるを得ません。

しかし、私たち「ラブライブ!」を信じるものにとってはまさに望んだものでした。
散々バカ売れして、メディアで取り上げられ、ネットを賑わせても、ラブライブ!はラブライブ!のまま。実際アニメ1期をまじめに作りすぎて2期を割とちゃんと作らざるを得なくなって、それを機に変わりそうな瞬間があったような気はしますが、映画で戻りました。大丈夫でした。

本当のラブライブ!とは、
「12人の妹がいきなりできるような話」を書いてる人が原案で、某先行アイドルコンテンツのパクリと指差され、マイナーどころか声優ですらない人たちが声を当てて、やれ鍋にチーズケーキを入れるだの、穂乃果のアスペルガーぶりだのを見てゲラゲラ笑い、でも曲だけはめっちゃいいじゃん。ライブもいいじゃん。スマホのゲームもおもしろい・・・これ売れないと思ってたけど売れるんじゃね?売れるんじゃね?という、リアルタイムの青春が走り抜けるような、世間いわく「ニセモノ」「B級品」が本物に勝てる日がついに来たんじゃないかって、そんなことを思わせるエモーションが詰まったものなのです。

「ラブライブ!」の話は長くなりすぎて「ラブライブ!(下書き)」みたいになりそうだから今度にします。

今回は映画の話をします。
LLTSIM(LOVE LIVE THE SCHOOL IDOL MOVIE)の話をします。

たしかにおもしろくはなかった。
面白くなかった言い訳をさせてもらうと、
ラブライブ!の映画がたとえば感動超大作で映画として成立してるものだったとしたら、
それは「スタッフをいじらないガキの使い」であり、「脚本どおりのタモリ倶楽部」であり、「着ぐるみをかぶらないビートたけし」みたいなものなんですよ。
はっきりいって、そんなものに価値はない。

結果としてラブライブ!は変わらなかった。
変わったのは俺たちだ。ラブライブ!がドル箱コンテンツになったからって、なんか崇高で超おもしろいみたいな出来を望んでしまっていた。俺たちのほうだ。

わかりやすく劇中のひどいと思ったところを上げます!
どうせみんな見ないだろうからネタバレしまくるよ!

・海外でメディアに呼ばれて行く→メディアの影一切なし
・朝はダンス練習して夜は本番の会場を探しに行こうと言う話→描写なし
・夜遅くまでトランプ→特に影響なし
・朝ジョギング中に見つけた会場気に入った!ここにしよう!→使用せず
・外人に長いこと話しかけられて希が英語で返すシーケンス→それだけ
・謎の女性シンガー(タイムリープ?)→解説なし
・謎の「NY=秋葉原理論」→言っただけで進展なし
・海外編かと思いきや→前半1時間以内に帰国
・謎のA-RISEリムジン→全部の行動に意味がなくて面白すぎる
・謎の全体ライブ→マスゲームみたいで気持ちわるいし結局μ’sメイン
・謎のドームライブ→開催されたのかすらわからない
・謎のラストライブ→もうそれが何時で何処かさえわからない
・謎のストーリー→そもそも今回の話アニメ2期で結論出てね?

と言う感じで、上げたらきりがないほど、ずーっとこんな感じ。

普通の映画だったら「序盤に登場した拳銃は必ず発砲される」という有名なセオリーもあるけどそういう当たり前がまったく通用しない、不発弾だらけの謎映像に仕上がっていました。

なぜこうなってしまったのか。
それはラブライブ!が、ラブライバーへのサービスを第一に考えたから。

上に上げた破綻部分なんて、単なるあらすじの混乱でしかありません。
もっと重要なのは、10~30秒単位のシーケンスの萌え(死語)をいかに2時間内に詰め込めるか
そういうところなんです。

というわけで、今度はよかった場面を切り取って上げていきます。

・冒頭!空港のシーンはまさしく代表曲Wonderful Rushのパロディ!そしてうみみくんの「ことり!ちゃんとパスポートは持ったのですか?」に「ぅん!(内田彩さんの発声は文字に起こしづらい)」と答え、その次の瞬間!!!!映画館はひとつになった!その場に着席していた全員が、「「枕は!???」」と心の中で叫んだからだ。その瞬間の一体感、そしてその刹那ことりちゅんの手に握られるのが!枕!!!!枕だ!今日は忘れなかったんだ!!!あああああああああ!!!!!
というコールアンドレスポンス!!!!!!!!!!!思念と思念が通じた瞬間!!!!!ラブライブ!!!!!最高!!!!!!!!!!

・凛ちゃんそのパジャマどこでかったん!!!!!!!????あーーーーもうラブライブ!最高!!!!!!!!

・希の英会話教室程度の英語発音ボロボロすぎるし、隣で得意げにしてるエリーは外人の癖にロシア人だから今回のアメリカじゃ役立たずで最高だよ!!!!!!!

・アライズのリムジン全部が意味なくて最高だよ!!!!!!!

・ここにきてつばマキとかいう新ジャンル開発すんなよ!!!!!バカか!!!!それを見る矢澤と茶々いれるノゾーが!!!!!!ラブライブ!最高!!!!!!!

・みんなかわいい!!!!

・!!!!!!!!!

叫びつかれたのでやめます。

・・・

まあ、つまり、一個一個の萌えポイントが2時間分あったってことで、ストーリーとかそういうんじゃねえんだよな。わかるか?わかんのかよシネフィル野郎どもがよ!!!かかってこいよ!!!!!!!!!!!
あと、映画を見た後、同志のラブライバーと真剣に考察をしたら、やっぱりいろいろ考えさせられるところもあって、感慨深い話になった。水たまりの描写とかね。
映画か映画じゃないか、なんてのも問題じゃない。今年最高の映像だったということが結論で、決まっているのは今月中にもう一度見るということだけ。

こちらからは以上だ。

「ラブライブ!The School Idol Movie」 :  ★★★★★★★★★(5点中9点)


No Responses