E3直前! 全員正座して『Halo: Hunt The Truth』を聴け!

というわけでtenkyoです。

早いもので今年ももう六月半ば。
六月といえば梅雨!
六月といえばラーメン!
六月といえばピザ!
そして六月といえばE3です!

■E3が今年もやってくる

毎年6月の時期に開催される、北米最大のゲーム展示会が、Electronic Entertainment Expo――通称E3です。
今回のE3 2015は、6月16日から18日という期間で、米国カリフォルニア州のロサンゼルスで開催されます。それぞれのカンファレンスの模様はTwitchや各公式サイトで動画中継もされ、日本時間では深夜になってしまいますが毎年Twitterなども実況で盛り上がりを見せますね。

毎年各社からさまざまなサプライズと、一部大作タイトルの予定調和的な大発表の数々により大いに賑わうE3ですが、今年もそんなお祭りの時期がやってきたという感じがします。

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※画像は本文の内容と一切関係ありません

今年はすでに、直前になってベセスダソフトワークスからはFallout4の存在がお披露目されていたり、プラチナゲームズからはヴァンキッシュの続編を匂わすツイートが確認されていたりと、各社の動きが見え隠れしています。

そんな中、大御所中の大御所タイトルである『Halo』も、次期ナンバリングタイトル『Halo5』に関してプロモーションを行ってきました。

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それがこの『Hunt The Truth』と題された一連のイベントです。

『Halo5』のシナリオは、諜報機関Office of Naval Intelligence(通称ONI)のエージェント・ロックが、Halo前期三部作で人類を救った英雄である国連宇宙軍(UNSC)のスーパーソルジャー・マスターチーフの動向を追うというもの。

『Hunt The Truth』という言葉は、エージェント・ロックが持つテーマでもあり、この言葉を冠したバージョンの異なる二つの実写CMが公開された折には、ロックとチーフの対立が『Halo5』での最大のドラマになることが示唆されました。


そして、他方ではSoundcloud上で、同じく『Hunt The Truth』と題された一連のボイスドラマが展開されていました。
今回、こちらではボイスドラマとしての『Hunt The Truth』に触れていきます。

■ボイスドラマとしての『Hunt The Truth』とは?

『Hunt The Truth』は全編英語のボイスドラマで、12エピソード中ほとんどが20分近くある長編である上、公式な和訳が存在せず(いまのところ有志翻訳も見当たらず)海外ファンのwikiでも文字の書き起こしが追いついていない状況。
また、国内サイトが海外の本元を転記して概要は訳すけどコンテンツは英語のままという微妙な対応なので、今後おそらく日本語版ボイスドラマが展開されることはまずないでしょう。

聴け!といいつつも、そんなことから全編を聞きとおすのはなかなか難易度が高い代物ですが、『Halo5』を盛り上げる重要な存在であることは間違いありません。

ボイスドラマとしての『Hunt The Truth』で主人公となるのは、戦場ジャーナリストであるベンジャミン・ジラウド。彼は過去、ニュー・モンバサでのチーフとコヴナントの戦闘を間近で目撃し、その存在に衝撃を受けたとEpisode0の独白で語っています。(時系列的には『Halo2』の時点。実際、ベンジャミンは「Second Sunrise Over New Mombasa」という過去のグラフィックノベルで登場していたようです。僕は未読ですが)

ベンジャミンはONI(!)より依頼を受け、マスターチーフの詳細な人物評を書き上げるため、チーフの過去を知るさまざまな人物にインタビューを行うことになります。その中で少しずつチーフの真実やONIの陰謀が明らかになっていき、人々を巻き込んで「マスターチーフは英雄である」という共通認識にも陰りを生み出す騒動に発展していきます。

この『Hunt The Truth』という物語は、民間人であるジャーナリストのベンジャミンが、ONIやUNSCの情報統制の外部からマスターチーフの過去を探るという点で、UNSCの内部を主眼として展開されていた『Halo』本編のみを体験してきたプレイヤーにとっては新鮮な視点となることでしょう。

そしてそれは、10年以上続くフランチャイズである『Halo』というシリーズに対して、これから触れようとする新規参入者にとっても間口を広げる目的もあることでしょう。

『Halo3』~『Halo: Reach』くらいの時期に、有志がノベルシリーズやら何やらからかき集めた情報をwikiで超読みしていた熱心なファンにとっては、真実として明らかにされるものの中には既知の情報もありますが、マスターチーフというヒーローの存在をさらに深く掘り下げるためのきっかけになるかと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、実際にどんな話なのかは聞いてみるのが一番です。
今回は、以下にエピソード3までのあらすじを軽く書き起こしてみました。
今後、詳細な書き起こしをするかエピソードごとのあらすじを追加するかは完全に気分と状況次第ですが、『Hunt The Truth』ってどんな感じなの? というのがイメージできれば幸いです。
※当然ながらネタバレを多分に含みますので、今から全部聞くわボケ!という方はご注意ください。

 
 

 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
  
 

 
 
 

■Episode 01: A Hairline Fracture
マスターチーフの人物評の執筆のため雇われたベンジャミンは、マスターチーフ――ジョン-117の過去を知るため、彼が生まれ育ったエリジウム・シティの住民にインタビューを始めた。エリジウム・シティは、地球をや惑星リーチを含むインナー・コロニーから遠く離れたアウター・コロニーに属する惑星エリダヌスⅡの都市で、コヴナントによる「ガラス化」と呼ばれる攻撃で、2530年に壊滅的な打撃を受けていた。

最初のインタビュイーはディオン・ガベンダー。ディオンは定年を越え、現在アウター・コロニーに住んでいるが、かつてはエリジウム・シティの教育施設でジョンを教えていた人物だ。
ディオンはベンジャミンに、12歳のジョンが毎日のように放課後のキング・オブ・ヒルの遊びでジョンがトップに立っていたことなど、彼にまつわる想い出のエピソードを話した。その中でもディオンが強調したのが「ボクシング」の話題だった。ディオンは高校でボクシングコーチもしていたが、あるときジョンがジムに現れ、「僕もやりたい」と言ったという。
当然、12歳のジョンと高校生を同じリングで戦わせることなどできるはずもなく、当惑したディオンだったが、ジョンはその場を動こうとしなかった。仕方なくディオンはジョンの意向を汲んでやり、ジムの中でも一番小さな生徒と、ジョンの二人をリングに上げることにした。するとジョンは、わずか15秒で、たった二度のパンチで相手を打ちのめしてしまったという。ディオンは自分の孫の話をするように、ジョンのことを話した。

ベンジャミンは次に、トーマス・ウーへのインタビューを行った。
トーマスはインサレクション(アウター・コロニーで勃発した、国連宇宙軍と反乱軍による大規模な内乱)の中で、反乱軍による監禁・尋問の被害者だった。反乱軍によるエリジウム・シティへの苛烈な侵略は住民を脅かし、ジョンもまたディオンの元から姿を消した。

少年期のジョンにまつわるインタビューを終えたのち、ベンジャミンは人を雇って集めさせたエリジウム・シティの記録を探った。その中でベンジャミンは、ある公式書類の中にジョンの名前を発見する。その書類では、ジョンの名前の隣に一文字のアルファベット――「D」が記されていた。2517年のその記録では、12歳のときの鮮明な想い出をたった今ディオンが話してくれたはずのジョンが、6歳の時点で死亡しているとはっきり記されていたのだ。

■Episode 02: Bad Records

ジョンが6歳で死亡している――その記録を信じられないベンジャミンは、真偽を確かめるため、ONIのマイケル・サリヴァンに連絡を試みる。サリヴァンは諜報機関であるONIの広報部署の担当者で、ベンジャミンを執筆者に指名した本人でもある。

ベンジャミンはサリヴァンに、ジョンの不可解な死亡記録のことを話した。サリヴァンは、エリダヌスⅡがガラス化攻撃を受けたことに触れ、ガラス化された都市にまともな記録など残っているはずがない、信じるべきじゃないと一蹴するのだった。

ミシャク・モラディがこれに強く反論する。
ミシャクは、ベンジャミンがマスターチーフの取材を始めて以降、二ヶ月間に渡って毎日ボイスメッセージを送りつけてきた人物だった。ミシャクは奇しくも、ベンジャミンがサリヴァンに説得されたのと同時期に、ガラス化された都市に対する政府の言い分は嘘っぱちだという旨のメッセージを送ってきていたのだ。

しかし、ガラス化攻撃を受けた場所に残った記録が正しいとは言い切れないことも事実。ジョンが6歳で死亡したという記録は、何かの誤りだろうとベンジャミンは納得しかけていたが、かつてエリダヌスⅡに居住していたジョンの幼馴染、カトリーナの証言によりさらなる混乱が生まれる。カトリーナは、ジョンが六歳で亡くなったことを、はっきりと確かめたのだという。

さらにカトリーナ自身がエリダヌスⅡを離れる2528年まで、ジョンの両親は健在のままだったという。それは、ジョンの両親が死んだとされる年月から、四年も後のことだった。

■Episode 03: Critical Condition
ベンジャミンは、友人で優秀な調査員であるレイ・カーツィグに依頼し、ジョンの両親のことを調べさせた。
レイの調べた限り、彼らの雇用主や地元民の証言、支払の記録などはすべて、どれもジョンの両親が2528年まで健在だったことを裏付けるものばかりだった。

ベンジャミンはその調査結果を受け、再びONIのサリヴァンに連絡を取った。サリヴァンは再び「ガラス化された」という一点を持ち出し、まともな記録じゃないと繰り返すばかり。今度は退こうとしないベンジャミンの様子を見て、サリヴァンは別のインタビューのセッティングをベンジャミンに勧めた。

次にベンジャミンが行ったインタビューの相手は、ジェイコブ・ウォーカー。28年間に渡り海軍に所属していたが、現在は退役の身だった。ウォーカーは訓練中のジョンのエピソードや、惑星リーチでの彼の活躍ぶりをベンジャミンに話した。

さらにベンジャミンは、アンソニー・ペトロスキーにもインタビューを行う。ペトロスキーは、ミシャク・モラディから紹介された退役したODSTだった。ペトロスキーは、サリヴァンから提示された「信頼できる情報源」のリストには当然乗っていない人物だったため、COMパッドのチャッターネットを通じて接触した。

ペトロスキーは、二等曹長に命じられ、自身を含む数人のODSTとジョンでスパーリングを行ったときのエピソードを話した。ペトロスキーは、そのときジョンは12歳か13歳かそこらだったというが、少なくともジョンが訓練を終えたころには17歳になっているはずだった。違和感を覚えたが、ベンジャミンは続きを促す。

スパーリングの結果は惨憺たるもので、ジョンと戦ったODSTのうち一人はたった一度のボディーブローで心肺停止に至り死亡、もう一人は顔面にパンチを受け、頭蓋を陥没させこちらも死に至った。さらにもう一人は脊椎に深刻な損傷を受け、現在も歩けないままだという。

ペトロスキーは、そのジョンの戦いぶりがまるで、遺伝子的強化改造を受けたようだと話した。彼が話したことがすべて本当ならば、ジョンは12歳の時点ですでに、強化改造を受けていたということになる。

信じられないままのベンジャミンに、エリー・ブルームからの連絡が入る。エリーはカトリーナと同じく、エリジウム・シティでのジョンの幼馴染の一人で、一度インタビューを行っていた。

エリーはまず、ディオン・ガベンダーは嘘つきだと言った。彼のいた高校どころか、惑星全体でボクシングという文化そのものが存在していなかったからだ。エリダヌスⅡでは、過去に子供がけがを負ったことをきっかけに、ボクシングを行うことそのものが法律で禁じられていたという。
さらにエリーは、インサレクションでの反逆者による拉致監禁行為も、同じく事実ではないと断言した。

ベンジャミンはそれを受け、インサレクションの被害者としてインタビューをした、トーマス・ウーに再び連絡を試みる。
ベンジャミンはトーマスへ、彼が語ったインサレクションの記憶が、本当にエリジウム・シティのものであったのかと問い詰める。トーマスははぐらかそうとするが、彼が語った記憶の中で、唯一エリジウム・シティに関するものだけ歯切れが悪かったことを追求すると、トーマスの口調が変わる。
自分と自分の家族の平和のためには、そう話すしかなかったと一気にまくしたてたのだ。

だがそれは言い換えれば、家族の平和のため、インサレクションがエリジウム・シティでも起こったと嘘をついたということになる。ベンジャミンがそう言うと、トーマスは有無を言わさず通話を切ってしまった。

その瞬間、ベンジャミンは自分の過ちに気づいた。
トーマスとの会話は、ウェイポイントと呼ばれるビデオ通話アプリケーションで行っていた。
ウェイポイントでの会話は、あらゆるすべての記録がアーカイブ化され、ONIの手元に渡るのだ。


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